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夏バテ防止におすすめ!讃岐うどん&つゆのツートップ

2018-07-04

讃岐うどんには、夏バテ防止に役立つ栄養素がバランス良く含まれているのをご存知でしょうか?暑さが体にこたえる夏には、讃岐うどんがおすすめです。

7月に入り、日本各地で暑さがぐんぐんと増してきています。沖縄地方や関東・甲信地方では6月中に梅雨明けし、すでに常夏の暑さを記録しています。関東・甲信地方が6月中に梅雨明けをするのは、気象庁が統計を始めてから初めてのことなのだとか。

いつもより一足早くやって来た今年の夏、そろそろ心配になってくるのが夏バテや熱中症などではないでしょうか。夏の疲れには食生活が大きく関係しています。これからますます厳しくなってくる暑さに備えて、讃岐うどんでスタミナアップをはかりましょう。

厳しい暑さを乗り切るため、讃岐うどんのおいしい栄養学をお伝えしたいと思います。

讃岐うどんに欠かせない、出汁にもおいしさの秘密あり

はやし家製麺所の讃岐うどんは、こだわりの製法・素材で作ったモチモチとした食感と、喉ごしの良さが自慢です。このおいしさを引き立ててくれるのが「出汁(だし)」の存在です。出汁というのは、讃岐うどんのつゆのことを言います。

うどんを出汁でいただく習慣は全国各地にありますが、讃岐うどんの出汁は旨みにこだわりがあります。讃岐うどんの出汁はイリコや昆布、カツオ節で丁寧に取られたものです。

イリコというのは、瀬戸内地方の煮干し(イワシ)のことです。豊かな瀬戸内海で育ったイワシで作られた香川県産の煮干しは旨みが強く、濃厚な味わいが特徴です。本場の讃岐うどんだけではなく、昔からいろいろな料理の出汁として使われてきました。

イワシの種類にはカタクチイワシ、マイワシ、ウルメイワシがありますが、その中のカタクチイワシはそのほとんどが、煮干しとして加工されています。イリコの旨みの秘密はどこにあるのでしょうか?答えは、イリコに含まれている成分にあります。

イリコの旨みはイノシン酸という成分から出来ています。グルタミン酸、グアニル酸と並んで、イノシン酸は「旨みの三大成分」として知られています。実は、旨みは日本人が発見したものなのです。昔から出汁に慣れ親しんできた日本人の知恵が、大きな発見に繋がったと言えます。

旨みは「UMAMI」としてアジアを中心に世界各国に広がって、親しまれています。旨みという言葉が国際語になるとは、日本人として誇らしいですね。

はやし家製麺所の通販サイトでは、讃岐うどんと出汁のセットもご用意しております!
こちらからご購入いただけます。

出汁には夏を乗り切るための栄養素がたっぷり!

讃岐うどんの出汁には夏バテを防止するのに効果的な栄養素が、バランス良く含まれています。出汁にはタンパク質、脂質、アミノ酸、鉄分、カルシウムが含まれています。

1.タンパク質
タンパク質は筋肉や皮膚、血液などの材料となる大切な栄養素です。疲労した筋肉を癒す働きもあるので、特に激しいスポーツをする人は積極的に摂った方が良いと言われる栄養素になります。

イリコやカツオ節は製造工程でタンパク質が凝縮されて、原料100gのうちの多くがタンパク質になると言われています。

今や世界的なサッカー選手となった、FIFAワールドカップ日本代表の長友佑都選手も、コンディションやトレーニング量に合わせて、タンパク質の多いメニューを専属のシェフに作ってもらっているのだそうです。タンパク質の重要性がわかるエピソードですね。

2.脂質
脂質と聞くと、体に良くないイメージをお持ちの方が多いかもしれません。世間では脂質をカットした食品が増えたこともあり、なんとなく嫌われがちな脂質ですが、本当はとても大切な役割を持っています。

脂質は、皮下脂肪や細胞の一部などをエネルギー源に変えてくれます。エネルギー源がなければ、体を動かすことが出来なくなります。脂質を極端に避けるのは健康にとって決して良いことではないのです。

夏の暑さを乗り切るには、脂質の働きが重要なポイントです。脂質は外からの熱を防ぎ、体の中の熱を外に逃がす働きがあります。水の中では体温が奪われるのを防いでくれるので、夏の海やプールが大好き!という方には摂ってほしい栄養素です。

また、脂質にはクッションとなって骨や内臓を衝撃から守ってくれる役割もあります。力士に体が大きい人が多いのは、相手の技から受けるダメージを減らすためでもあるのです。

脂質は摂り過ぎると健康に影響が出ると言われますが、出汁は低脂肪が自慢です!安心して讃岐うどんと一緒に召し上がってください。

3.アミノ酸
イリコ、昆布、カツオ節には必須アミノ酸が豊富に含まれています。必須アミノ酸は人間が自分の体の中で作ることが出来ないので、食べ物から常に摂る必要があります。

アミノ酸には、免疫力や体力をアップさせてくれたり、ホルモンバランスを調整したりする効果があります。讃岐うどんの出汁には、貴重な必須アミノ酸がぎっしり詰まっていて、アミノ酸の宝庫です。

4.鉄分
鉄分が足りなくなると、貧血になってしまうのはよく知られています。特に女性は鉄分不足になっている方が多いと言われています。

イリコの鉄分は100g中およそ18mg。これは他の食品と比べて圧倒的に高い含有量になります。鉄分をたくさん含む食品というとホウレン草を思い出しますが、ホウレン草100gあたりの鉄分は2~3mgです。

5.カルシウム
カルシウムはご存知のとおり、骨や歯を丈夫にする栄養素です。牛乳にたくさん含まれているイメージが強いですが、イリコのカルシウムも侮れません。

牛乳100gあたりのカルシウム含有量は110mgですが、イリコの場合はなんと100gあたり2000mgものカルシウムが含まれています。圧倒的大差でイリコの勝利です。

炭水化物の不足がエネルギー不足を招く

ご飯やパン、麺類を抜く「炭水化物ダイエット」には減量効果があると言われます。脂質と同じように炭水化物も、健康を気にする方に敬遠されることがあり、日々心を込めて讃岐うどんを作っている者としましては少し悲しく思っております。

讃岐うどんに含まれる炭水化物は、エネルギーの源です。エネルギーが足りなくなれば体力が奪われ、夏バテまっしぐらです。炭水化物は筋肉を作る働きもあるので、筋力が不足する原因にもなります。

炭水化物はタンパク質と一緒に口にすると、効果がアップするというデータがあります。タンパク質が出汁の原料となるイリコやカツオ節に多く含まれているのは、先ほどお伝えしたとおりです。

讃岐うどんと出汁を一緒に召し上がっていただくことで、夏バテ防止になります。

讃岐うどんで塩分補給!

夏になると、とにかくたくさんの汗をかきます。つい水分補給ばかりに気を取られてしまいますが、日本の夏は高温多湿なので、水分と一緒に塩分が失われやすいので要注意です。脱水症状はひどくなると意識を失うこともあるので、水分と一緒にこまめな塩分補給が大切になります。

日本の夏は蒸し暑い!その一言に尽きると思います。母国が暑い国だという外国人の方からも、日本の夏は暑すぎるという声が聞かれるほどです。夏本番はこれからです。当社自慢の讃岐うどんをつけ汁、かけ汁などお好みの食べ方で暑さを乗り切ってください。

出汁に使われるイリコや昆布、カツオ節、讃岐うどんの麺には適度な塩分が含まれています。出汁や麺の塩分が体に吸収されて、真夏の脱水症状を防いでくれます。たくさん汗をかいた日の食事や、暑さで食欲がないなと思う時には、是非はやし家製麺所の讃岐うどんをお楽しみください。