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年明けは讃岐うどんでお祝いしよう!「年明けうどん」で開運招福!

2018-12-03

早いもので、2018年も残りあとわずかとなりましたね。2018年は皆様にとって、どのような1年でしたか?年末年始は過ぎゆく1年に思いをはせつつ、新しい1年に向かって気持ちを新たにするタイミングでもありますよね。

12月31日には、縁起をかついで蕎麦を食べる「年越し蕎麦」の習わしが古くからあります。大みそかの日は毎年、年越し蕎麦を食べるよ!という方も多いかと思います。そんな年越し蕎麦ならぬ、「年明けうどん」というものがあるのをご存知ですか?今回は、年明けうどんにまつわるお話をしていきたいと思います!

年越し蕎麦の由来

日本には年中行事に関連する料理が、いくつもあります。年越し蕎麦の他には、おせち料理やお雑煮など、私達になじみ深い料理がありますよね。大みそかに年越し蕎麦を食べる習慣は、江戸時代の中頃から始まったといわれています。

もともと江戸では、月末(みそか)や節分に蕎麦を食べる習わしがありました。節分に食べる蕎麦を「節分蕎麦」、大みそかに食べる蕎麦を「みそか蕎麦」や「年取り蕎麦」と呼び、大みそかに蕎麦を食べるという食文化が長く続いてきました。

蕎麦は長く伸びる麺なので、縁起が良い食べ物として江戸の市民生活に根づいていました。

  • 長く伸びる=「長生き、長寿」
  • 蕎麦を打つ=「害をなす相手を討つ」
  • 蕎麦を切る=「災厄を断ち切る」

縁起をかつぐのが好きな江戸っ子らしい発想だと思いませんか?蕎麦は早くゆで上がり、早く食べられるので、当時のせっかちな江戸っ子達にとって、生活スタイルに合った食事だったのかもしれませんね。

日本の新しい食文化「年明けうどん」は縁起が良い!

年明けうどんは2009年頃に誕生した、日本の新しい食文化です。「うどんのおいしさを、多くの人にもっと知ってもらいたい!」という願いのもと、讃岐うどん業界を中心としてスタートしました。毎年お正月になると、善通寺など香川県内の各所で年明けうどんが振る舞われるイベントが開催され、ちょっとした盛り上がりを見せています。

年明けうどんってどんなもの?

年明けうどんは真っ白な讃岐うどんの麺に、赤い色をしたものをトッピングして食べるうどんのことです。紅白の讃岐うどんを年始に食べて、1年の健康と開運を願います。紅白は昔から縁起が良いといわれていることもあり、年明けうどんは縁起をかつぐ料理として、全国に広まってきています。

年明けうどんのトッピングは赤い色をしていれば、お好きな食材を選んでいただいて大丈夫です。お正月の定番食材でもある、赤いかまぼこをトッピングしたり、さっぱりとしたうどんが食べたい方は、梅干しを乗せてみたりするのも良いと思います。

かまぼこは半円の形が日の出に似ているので、縁起が良い食べ物として古くから親しまれてきました。梅干しも武家社会では縁起が良い食べ物として、重宝されてきた歴史があります。

がっつり系のうどんが食べたい!という方には、エビや金時人参の天ぷらがおすすめです。エビは腰が曲がっている姿が老人をイメージさせるという理由から、長寿のシンボルとされ、縁起が良い食べ物として扱われています。

金時人参は普通の人参よりも鮮やかな赤い色をしているので、純白の讃岐うどんの麺に添えると、華やかでお正月らしいうどんになります。おせち料理にも、よく使われていますよね。その鮮やかな色合いから、お正月には欠かせない食材として、特に西の方では親しまれています。

紅白が縁起が良いといわれるのはどうして?

紅白が縁起が良いのは、どうしてなのか知っていますか?赤と白が対になると縁起が良いとされる理由は諸説ありますが、もともとのルーツは源平合戦にあったといわれています。

源氏側は白をイメージカラーとし、平家側は赤をイメージカラーとして戦っていました。今でも運動会で赤組と白組に分かれて戦うのは、あの有名な源平合戦が由来だったなんて、面白いですよね。

また、赤い色は「赤ちゃん」を意味し、白い色は「死に装束」を意味しているともいわれています。生と死が対になることで人生そのものを表しているという説もあり、日本人にと紅白には深い繋がりがあることがわかります。

年明けうどんはいつ食べればいいの?

年明けうどんは、元旦から1月15日(小お正月)の間に食べるものだとされています。ご自身や家族や友人など、周囲の人達の幸せを願いながら、おいしく食べましょう!みんなで笑顔になって食べれば、きっと良い1年になること間違いなしです。「笑う門には福来たる」です!

うどんは縁起が良い食べ物だといわれています

年明けうどんは縁起が良い料理として広まりつつありますが、うどんの麺そのものも縁起が良い食べ物として昔から重宝されています。太くて長い麺が「太く長く生きる」という意味から健康と長寿を表し、その純白な色合いも縁起が良い色として、おめでたい席でふるまわれてきました。

香川県では古くから、うどんは日常的に食べる食事としてだけではなく、慶弔の行事などでも食卓の主役でした。田植えの初日である「サイケ」、田植えが終わった日の「サノボリ」や「半夏」といった農耕にまつわる行事でも、うどんは大切に食べ継がれてきたという歴史があります。

讃岐うどんは香川県民のソウルフード

讃岐うどんが香川県のご当地グルメとして全国に広まったのは、1960年頃だといわれています。讃岐うどんはそれまで、各家庭でそれぞれのレシピで受け継がれてきた料理でした。肉じゃがのように、家庭ごとの味があるのが讃岐うどんだったというわけです。

讃岐うどんの人気が全国的に高まったのは、モチモチとした食感と、つるっとした喉ごしが多くの人の胃袋をつかんだからではないでしょうか。今では「香川県といえば、讃岐うどん」のイメージが強いですよね。

讃岐うどんは香川県のご当地グルメの中でも、特別な存在です。讃岐うどんは観光向けのグルメではなく、香川県民の食生活と深く結びついているからです。年明けうどんを待たずに、大みそかに年越しうどんを食べる方も、けっこういらっしゃるんですよ。讃岐うどんはまさに、香川県民のソウルフード的存在です!

年明けうどんには「はやし家製麺所」の讃岐うどんがおすすめです!

来年のお正月には、ご家庭で年明けうどんを召し上がってみてはいかがでしょうか?はやし家製麺所で製造・販売している讃岐うどんは、本場の讃岐うどんならではの味わいを大切にしています。

讃岐うどんという名がついていても、実は機械で大量生産されている讃岐うどんも少なくありません。確かに、大量に作って大量に販売すれば、売り上げは上がります。しかし、それでは讃岐うどん本来の味が守れないと、はやし家製麺所では考えています。

はやし家製麺所で製造する讃岐うどんは、昔ながらの技法を忠実に受け継ぎながら、心を込めて作られています。通販で取り扱っている讃岐うどんは、取り置きを一切していません。一つひとつ、手作業で作っているため、1日に300袋を製造するのが精一杯です。

はやし家製麺所の讃岐うどんは、通販でお取り寄せできます。年明けうどんをまだ食べたことがないという方は是非、はやし家製麺所の讃岐うどんで良い年を迎えていただけたらと思います。

もちろん、年越しうどんとしてのご利用も大歓迎です!はやし家製麺所自慢の讃岐うどんを、ご家庭で味わってみてください。